富士市で創業するときの開業パワーアップ支援資金
返済不要の支援金ではなく、県制度融資と富士市の利子補給を組み合わせる創業資金です。
融資条件と利子補給は2026年7月15日に富士市の制度ページで照合しました。申込前には金融機関と保証協会の審査条件も確認してください。
最初に確認:返済不要の「支援金」ではありません
開業パワーアップ支援資金は、静岡県の制度融資と富士市の利子補給を組み合わせた創業者向け融資です。融資元本は返済が必要で、取扱金融機関と静岡県信用保証協会の審査があります。名称だけを見て、開業費をもらえる補助金と判断しないでください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 富士市内で開業予定、または開業後5年未満の中小企業者等 |
| 資金使途 | 設備資金・運転資金 |
| 融資限度額 | 3,500万円。新規開業枠は1,000万円 |
| 融資期間 | 10年以内 |
| 据置期間 | 原則1年以内。スタートアップ創出促進保証は3年以内 |
| 貸付利率 | 創業・再挑戦等は年0.5%以下、普通保証は年0.6%以下 |
| 富士市の利子補給 | 最初の2年間、年1%以内 |
| 保証料 | 保証区分により年0~1.3%程度 |
| 申込先 | 市内取扱金融機関 |
創業前と創業後で確認する書類が変わる
創業前は、開業予定地、事業開始日、設備見積、自己資金、売上見込み、許認可の取得予定を創業計画に落とし込みます。創業後は、開業届・登記、直近試算表、売上実績、既存借入、納税状況が追加されます。「開業から5年未満」でも、事業実態や返済原資が説明できなければ審査は通りません。
必要書類で迷いやすい3点
- 設備資金は発行後1か月以内の見積書等を求められるため、型番・数量・税込額を揃える
- 富士市税の完納証明は発行後1か月以内のものを用意
- 創業計画は売上根拠、原価、人件費、家賃、返済額を月次で説明できる形にする
どの創業資金を使うか
| 選択肢 | 向いている人 | 違い |
|---|---|---|
| 開業パワーアップ支援資金 | 富士市内で開業し、市の利子補給を受けたい | 県制度融資+市利子補給。保証協会審査あり |
| 富士市小口資金 | 開業後一定期間を経て小口の運転・設備資金が必要 | 市内営業期間等の要件を別途確認 |
| 日本政策金融公庫 新規開業資金 | 国の政府系金融機関へ直接相談したい | 保証協会付き制度融資とは審査・金利体系が別 |
| 補助金 | 対象事業の経費の一部を後日受けたい | 採択制・後払い。元本返済はないが自由な運転資金ではない |
特定創業支援等事業とf-Biz・f-startの使い分け
f-start等で継続的な創業相談を受け、特定創業支援等事業の証明を得ると、会社設立時の登録免許税軽減、創業関連保証の特例、日本政策金融公庫の利率引下げ等につながる場合があります。融資申込そのものとは別ですが、創業計画の精度を上げる準備として利用できます。
判断例
| 状況 | 候補 | 確認事項 |
|---|---|---|
| 開業前に店舗設備を購入したい | 開業パワーアップ支援資金 | 購入前に金融機関へ相談。見積と自己資金を準備 |
| 開業後6か月で仕入資金が不足 | 開業パワーアップ支援資金 | 売上実績と運転資金の必要額を説明 |
| 返済不要の資金だけ探している | 補助金・助成金 | 融資と混同しない。採択・後払いを確認 |
| 自己資金が少ない | 融資相談は可能 | スタートアップ保証等を含め、審査・保証条件を確認 |
相談時に持参するもの
創業計画書、設備見積、自己資金が分かる通帳、開業場所の契約案、許認可資料、個人の借入状況を準備します。市の窓口は産業支援課(0545-52-6783)ですが、融資申込は取扱金融機関です。